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「福田首相は就任後、前内閣の掲げた『価値観外交』を引っ込めた。日中関係の発展にとって福田内閣は有利な条件だ」。日本の元国連大使・谷口誠氏は、上海で中日関係について講演した際、福田内閣による中日関係推進に期待を示し、福田内閣のアジア外交政策を解説した。
▽「価値観外交」からのシフトを歓迎
アジア諸国の歴史・文化・伝統はそれぞれで、価値観が拠って立つ環境はとても複雑だ。そのような状況下では、一つの価値観を持ち出して他国に承認を求めるより、それぞれの国の特性を尊重し、交流と協力を図っていくことが望ましい。福田首相が提起している東アジア共同体構築の考え方はまさにこの一例だ。
中日トップが昨年10月に提起した中日の戦略的互恵関係の構築という目標は、非常にはっきりしており、人々を奮起させるものだった。それに対し、安倍内閣が外交政策として掲げた「価値観外交」と「自由と繁栄の弧」という概念はあまりにあいまいで不確かだった。インドやオーストラリア、ニュージーランドはみな東アジアの協力相手となることができる。イデオロギーでいちいち区別する必要はない。
中日関係は戦略的互恵関係の構築という目標を掲げているが、政治的な協力のための環境はまだ十分に育まれていない。両国は経済、環境保護、民間交流などの分野で協力を強化し、政治関係のいっそうの改善を進める動力とすべきだ。
「人民網日本語版」2007年11月21日
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