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改革途上国の中日 |
発信時間: 2008-11-11 | チャイナネット |
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馮昭奎 加藤嘉一 と き 2008年9月24日 ところ 人民中国雑誌社 加藤嘉一さん 「改革・開放」の30年。目覚しい中国経済の発展は、日本の経済的繁栄をもたらした。しかし、小泉内閣時代の中日関係は歴史認識を巡って悪化し、「政冷経熱」状況を生んだ。これを打開したのが昨年来の中日両国首脳による相互訪問である。これによって中日関係は新たな段階に進みつつある。 この30年の歩みを世界的な視野の中からどう分析し、位置づけるか。これからの中日関係はどう発展すべきなのか。中国の著名な日本研究者、馮昭奎さんと日本の留学生で国際関係を専攻している加藤嘉一さんに話しあってもらった。 紆余曲折の30年 馮昭奎さん(以下馮と略す) 「改革・開放」以来、中国は年平均成長率が連続9.8%以上という数字を残してきました。世界の中でかなりの大国になったと実感しています。もちろんこの「改革・開放」のプロセスが一直線に、順調に発展してきたとは思いません。例えば、1989年にあった「政治風波」です。「改革はどこに向かうのか」とさまよった時期もありました。ちょうどそのころ、鄧小平氏が「南巡講話」において、社会主義市場経済を推し進めていこうという方針を決めたのですね。私から見れば、チーフデザイナー(総設計師)・鄧小平氏の功績が非常に大きい。 加藤嘉一さん(以下加藤と略す) 鄧小平氏の手によって1978年、『中日平和友好条約』の締結が実現しました。彼が日産自動車の工場を見学したとき、「まさにこれが近代化だ」という言葉を残したのは印象的でした。そして、翌年の79年には、日本の対中ODAが始まりました。89年「政治風波」の後も、欧米諸国に先んじて最初に対中経済制裁を解除したのも日本でした。そう振り返ると、この30年間において、日本は基本的に中国の「改革・開放」を支持し、貢献してきたと言えると思います。 |
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