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日本人コラムニスト:中国の世論は多様化している |
発信時間: 2009-04-08 | チャイナネット |
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3月21日、武漢大学に桜見物にやって来た母娘が和服を来て写真を撮っていたところ、同大学の学生たちから非難された。「和服を着て武漢大学で写真を撮るな!」「和服を着た日本人は出て行け!」などと罵倒された二人は困った様子で、「和服を着て写真を撮ればきれいだと思っただけ。特別な意味はない」と言って、慌ててその場を立ち去った。
この事件は中国で熱い議論を巻き起こしている。学生たちの行為を支持する声もあれば、批判する声もある。中国在住の日本人コラムニスト、加藤嘉一さんは各方面の意見に注目し、「中国社会の世論は多様化かつ健全化に向かっている」との見方を示した。
以下は加藤さんの文章の一部抜粋。 「和服母娘」の事件は社会から広く注目を集め、ニュースの焦点およびネットユーザーの議論の的となっている。私は事件そのものより、メディアとネットユーザーの事件に対する態度や見方に注目した。今回、メディアは事件に対する注目や報道を軽視することなく、ネットユーザーたちは積極的に議論に参加した。
あるポータルサイトの調査によれば、回答者の5割が和服排斥を表明し、母娘を追い出した行為を支持している。4割は理性的な態度をとるべきで、排斥の必要はないと回答。同サイトはさらに、「和服を着て桜の下で写真を撮るのは、果たして正しいのか、間違っているのか?個人の自由であるのか、それとも趙薇(ヴィッキー・チャオ)の『軍旗装事件』のように、なにか深い意味を含んでいるのか?」という議題も提起した。
ネットユーザーたちはさまざまな反応を示し、熱い議論を戦わせている。 |
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