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交流を強化し、共通認識を凝集し、中日関係の健全かつ安定した発展のために良好な環境を作ろう
発信時間: 2009-04-05 | チャイナネット

――中国共産党中央政治局の李長春常務委員の日本の主要メディア責任者との会見における談話

2009年3月30日

訪日にあたって、日本の各主要メディアの責任者とお目にかかり、意見交換をし、相互理解を深める機会をもつことができ、大変嬉しく思います。長年来、日本の各主要メディアは中日国交正常化の実現、両国民の相互理解の増進、両国民の友情の深化、並びに各分野における互恵協力の推進において、重要な貢献をしてこられました。ここに、中国共産党及び中国政府を代表し、御在席の皆様並びに各主要メディアのご尽力に対し、心より感謝申しあげます。

この度の訪日の主な目的は、両国の指導者の間で合意された重要な共通認識をさらに確実なものにし、中日の戦略的互恵関係の発展を加速させることにあります。ここ二年来、両国指導者の共同の努力の下で、中日双方は両国関係の健全かつ安定した発展に一時影響を及ぼす政治的障害を成功裏に取り除き、中日関係を健全な発展の軌道に戻しました。ハイレベル交流は日増しに頻繁になり、政治的相互信頼は絶えず深まり、経済貿易協力は持続的に拡大し、人文交流は絶えず切り開かれ、両国関係は良好な発展の勢いを呈しています。とりわけ、去年胡錦濤国家主席は成功裏に訪日を果たし、双方は戦略的互恵関係の発展について、幅広い共通認識に達し、中日関係は新たな歴史的スタートラインに立つことになり、よりいっそうの発展を遂げる重要なチャンスを迎えています。中日関係発展の良好な態勢は得がたいものであり、双方はともにそれを大切にし、チャンスをしっかりと掴み、中日の戦略的互恵協力を絶えず深めていくべきであります。このための四つの提案を示して、皆さんとともに努力をして参りたいと思っています。

一、よりいっそう共通認識を凝集し、「平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展」こそが両国にとって唯一正しい戦略的選択肢であることを明確に示すこと

中日両国は一衣帯水の近隣であり、中日友好は長い歴史を有しています。二千余年にわたる友好交流の中で両国民は学びあい、お互いに経験を参考し合い、融合させることによって、それぞれ自国の発展と進歩を促進してきたのみならず、燦(さん)然(ぜん)たる東ア

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