ジア文明を創出し、世界文明を豊かにする上で、また大きな貢献をしてきました。もちろん、近代に入ってからは、両国の間に、痛ましく不幸な歴史もありました。今日、歴史を振り返り、正反両面の教訓を総括してみれば、中日両国の交流史、とりわけ国交正常化以来の歴史に裏付けられている通り、中日両国は、「和すれば双方に利をもたらし、戦えば共に傷つく」仲であり、互恵協力を推進し、世々代々にわたる友好を促進することは、両国及び両国民の共通の利益に合致し、歴史の流れと時代の要請にも合致するものであり、アジア並びに国際社会の切なる願いでもあります。中国には、「遠くの親戚より近くの他人」という諺があります。双方にとっては、隣人は選べないが、隣人との付き合い方は自分で決めることができます。中日両国はいずれも儒教文化を貴び、「和を貴しとする」ことこそが、儒教文化の重要な思想であります。中日双方は戦略的大所高所にたち、長期的ビジョンをもって、両国関係を認識し、それを発展させ、よりいっそう共通認識を凝集して、両国の政治家、社会各界、メディア並びに広範な国民が「平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展」こそ両国にとって唯一正しい戦略的選択肢であることを認めるよう導いていかなければなりません。そのために、中国は「善意をもって、隣国と付き合い、隣国を仲間とする」周辺外交方針と、「隣国と睦まじく付き合い、隣国と安定を保ち、隣国と共に豊かになる」周辺外交政策を遂行し、日本をはじめとする周辺諸国と友好関係を積極的に発展させていく所存であります。
二、「中日共同声明」など四つの政治文書の原則と精神を共に厳守し、両国関係の政治的基盤をしっかり擁護すること
去年、胡錦涛国家主席は成功裏に訪日し、日本側と「戦略的互恵関係の包括的推進に関する中日共同声明」に調印し、両国関係の未来の発展を展望し、中日の戦略的互恵関係を
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