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中国人作家の訪日記 |
発信時間: 2009-05-31 | チャイナネット |
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先ごろ、私と友人の盧さんは招きに応じて日本を訪問した。5日間という駆け足の行程ではあったが、有名なシンクタンクの首脳陣や東アジアの事務を担当する官僚と対話する機会があり、国会の諮問会議を傍聴することもできた。
成田空港では、30歳代の女性が私と友人の名前をピンインで書いた紙を掲げて出迎えてくれた。彼女は私たちの姿を認めると、礼儀正しくお辞儀をした。駐車場に着くと、ダークカラーのスーツを着た立派な風格の背の高いやせた中年の男性が、私たちに向かって同じように丁寧にお辞儀をした。彼の名は逢坂隆さん。東京滞在中、私たちの運転手を務めてくれるという…
日本外務省の「第三国際情報官」である岡田健一さんはカバンの中から日本語版の『論語』と『新唐詩選』を取り出した。『論語』を読んでいるのは仕事上の必要性からであるが、『新唐詩選』は個人的な趣味だという…
日本の右派の国際関係論は、単純な実用主義だった。自身のロジックを実証するために都合のいい例を探し、ロジックを覆す歴史的事実を目の当たりにしても直視しない。日本の右派の「命門(中国医学で生命の根源が存在するところ)」は気ままさと単純さだ…
岡本行夫さんの話は小泉元首相の靖国神社参拝を擁護したのを除けば、基本的に率直で誠意があった。大多数の日本人が持つ戦争に関する誤った記憶は、日本の教育が作り上げたもので、日本の歴史教育が問題を生み出してきたため、改めることは難しいと岡本さんは述べた…
3月18日午後、私たちは日本の国会・参議院に案内され本会議を傍聴した。参議院議場はバスケットボール場の倍の大きさの細長い建物だ。議長台はないが、大部分を占める議員席、主に意見を求められる国務大臣の座席、参議院事務局スタッフの記録席、私たちが座った傍聴席はいずれも同じフロアーに設置されている…
私と盧さんは『朝日新聞』編集委員の加藤千洋さんと記者の林望さんにお会いした。以前からの知り合いではなかったが、旧知の友と再会したような気持ちになった。話題は中日関係から歴史の記憶、ニュース取材、文学に及び、連日張り詰めていた神経が解きほぐされた…
「チャイナネット」 2009年5月31日 |
· 中日関係の行方 |