日本国家館の工事現場
▽日本の展示で観光けん引
----金融危機が各国の経済に影響し、一部の国の出展進度にも影響が出ています。日本も経済的に影響を受けましたが、依然万博に対して積極的な態度を示しています。これはどうしてでしょうか?
日本経済は確かに非常に厳しい局面を経験しましたが、最近ではやや好転をみせています。私たちがどうして上海万博にこんなに熱心かというと、やはり中国経済に急成長の勢いがあるからです。これまで米国が世界経済を引っ張ってきました。米国にも持ち堪えてほしいですが、中国、アジアの今の成長の勢いは、この地域が次に世界の経済成長の大きな拠点となることを示しています。上海万博が担う任務のひとつは、このすう勢を全世界の人々に伝え、全世界にこの情報に関する強烈なインパクトを与えることにあります。
同時に、上海万博は史上最大規模の万博となります。相当数の人々が世界各地から駆けつけます。当然ですが多くの中国人も参観に訪れます。中国人が万博会場で各国のパビリオンや各国の人々を目にし、各国の食べ物を口にする・・・。このように外国のものとゼロ距離で接触すれば、中国の人々は外国に行きたくなるでしょう。日本はこのチャンスを利用して日本をうまく紹介し、より多くの中国人に日本へ観光旅行に訪れてもらいたいと思います。
----日本は上海万博で、国家館と産業館と大阪ベストシティ実践区の3つの出展を行いますが、3者間はどのような関係にあるのですか?
日本国家館と産業館と大阪は連絡を密に取り合っています。国家館は他の二館の進展状況に関して報告を受け、彼らに国家館の進展状況を伝えています。日本は国も企業もすべて出展し、「全日本総動員」の態勢で上海万博を支持します。
「人民網日本語版」2009年11月4日