衆議院議員・河上みつえ氏に聞く
――若い女性として、どんな思いから政治に身を投じられたのでしょうか?
私は以前、客室乗務員をしていました。客室乗務員の仕事は、乗客のみなさんに各種のサービスを提供することであり、政治家の仕事は、また本質的には、国民全体に尽くすことです。私はより多くの人々に尽くしたいと思い、議員になる決心をしました。
――今回の訪中は初めてでしょうか?ご感想をお聞かせください。
初めての訪中です。中国の発展は非常に早く、私の想像をはるかに超えたものでした。私の出身地は京都で、そこは良質のお茶の産地でもあります。京都には多くの留学生がいます。子供時代、私の祖父は、よく彼らを家に招いて、お茶を味わいながら中国の風土と人情について、話を聞いていました。小さいころから自然になじんでいたので、中国の文化には親しみを感じます。いま自分の目で北京の街の豊かな生活風景を見て、とても感慨深いものがあります。日本と中国は海を隔てて隣り合う、親しい隣人同士です。両国は永遠に友好的であるべきと痛切に思います。
――中日両国の友好的な往来をどのように促進すべきでしょうか?
日中両国の友好関係を強化するには、民間人士の往来を重視、促進するべきだと思っています。特に日中両国の青少年教育を強化し、お互いに親近感を育むべきです。経済状況が芳しくない家庭の青少年については、両国政府は資金的に援助し、彼らのために多くの交流の機会を与え、また若い世代の留学を支持し、彼らに自らの目や耳を以って体験させるべきです。このような草の根の交流こそ、もっともふさわしいものだと思います。
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