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滝久雄氏、中国の新メディア市場の潜在力は巨大 |
発信時間: 2010-01-20 | チャイナネット |
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2007年4月、「ぐるなび」は北京版サイトを創立し、当時、上海と北京でそれぞれ1万1000軒と4000軒のレストラン情報を掲載した。「ぐるなび」は「レストランのサポーター」という理念を受け継ぎ、レストランの経営に意見や企画を出し、飲食業全体の発展の促進に貢献すると同時に、消費者にさまざまな便利で実用的な飲食サービスや情報を絶えず提供しており、消費者に「外食する前に、まずインターネットで検索する」という生活習慣を身につけてもらおうとしている。 中国の新メディア市場の巨大な潜在力を見据えて、「ぐるなび」の中国における発展も加速してきており、2009年10月末現在で、「ぐるなび」は中国において、すでに北京、上海、天津、重慶、広州など13の地方でサイトを開設した。それぞれの都市版は中国語版と日本語版からなる。 モバイルメディアが注目点に 中国の新メディア市場の発展方向について、滝久雄氏は次のように語った。「3G技術とインターネット技術の持続的な発展に伴い、モバイルメディアが注目されていくだろう。携帯電話でのネット接続は確実に私たちの生活に影響を与え、私たちの生活方式を変えている。携帯電話の特徴は、24時間携帯されていること、そして、居場所が確認できるGPS機能があるため、500m先の人気の店をリコメンデーション(顧客の嗜好を予測して選択した情報を提供すること)ができることだ」と述べた。 滝久雄氏の言ったとおりに、実際の生活では、私たちはよくその時になって急に会う約束をし、すぐレストランを探さなければならないのに、ちょうど手許にコンピュータがなく、近所のレストランもよく知らないといった場合に出くわす。モバイルインターネットを利用するユーザーは携帯電話を使ってオンラインでネットを読むことができる。しかし、現在、ユーザーが携帯電話を使ってオンラインでレストラン情報を検索するニーズを満たすことができるWAPサイトは極めて少ない。人々の外食の便宜をはかり、いつでも、どこでもインターネットでレストランを探すニーズを満たすために、「ぐるなび」中国は2009年6月18日に正式にモバイルWAPサイトを開設した。ウェブサイトは消費者がオンラインあるいは電話で予約・検索したいというニーズを満たすと同時に、優待券、アクセス方法、地図、メニュー、ネットユーザーのコメント、レストランの写真などの実用的な情報も含んでいる。「ぐるなび」ウェブサイトに掲載されたレストラン情報は同時に携帯電話WAPサイトにも掲載されている。 滝久雄氏は「貢献心は人間の本能である」という人生理念と絶えず革新する精神で、新メディアの夢を叶えつつあり、その成功した事業と社会に報いる行動を通じて、新メディアの発展が生活に影響を与え、生活様式を変えていることを人々にも実感させている。 滝久雄氏プロフィール 1940年東京生まれ。東京工業大学理工学部機械工学科卒業。財団法人日本交通文化協会理事長、株式会社NKB取締役社長、株式会社ぐるなび取締役会長・創業者。 「北京週報日本語版」2010年1月19日 |
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