浙江省工商行政管理局が7日に行った記者会見では、トヨタが浙江省のトヨタユーザー251人に1人平均300元前後のリコール補償金を支払ったことが明らかにされた。トヨタが中国でリコール補償金を支払ったのはこれが始めて。
浙江省消費者権益保障委員会の調停でトヨタに補償金を請求した第1陣のRAV4(ラヴフォー)ユーザー251人が補償金を受け取った。トヨタは現金や様々な「消費券」という形で、リコールの過程でユーザーが負担したガソリン代や、仕事が遅れた費用、交通費などを補償した。1人当たりの補償金は300元前後。
ある専門家は、この補償条件をRAV4を所有する全国7万5000人に適用するとなれば、トヨタは約2000万元の費用を負担することになるだろう話す。
浙江省工商局の責任者によると、浙江省にあるトヨタのディーラーは積極的にリコールを実施して90%の車両の修理を終え、ユーザー32人はディーラーが提供した代車を利用したという。
そのほかにもトヨタはRAV4の購入をキャンセルした69人に頭金全額を返却している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月8日