日本で最大規模を誇る不動産開発企業――三井不動産住宅株式会社は中国天津に総投資額が45億元の生態コミュニティーを開発することを決めた。三井不動産は初めて中国大陸部の不動産に進出した。
20日、三井不動産は中新天津エコシティ投資開発有限公司、長成実業私人有限公司と共に生態コミュニティーを建設する契約を締結した。
中新天津エコシティに位置する生態コミュニティープロジェクトはエコシティの三つのエリアを占め、建築面積は合計して36万㎡に達する。第一次工事の約450世帯の高層アパートは今年下半期に着工し、2014年にプロジェクトが全面的に竣工すると見通しだ。
中新天津エコシティ開発有限公司の呉財文総裁は、「生態コミュニティープロジェクトは三方に重要な意義がある。三井不動産にとっては中国市場で建設した初の住宅プロジェクトで、長成実業にとっては先月シンガポール株式市場のメインボードに上場したあとの重要な開発プロジェクトで、はじめて天津エコシティのグリーン建築評価基準(GBES)の金賞等級に達する不動産開発プロジェクトでもある」と言う。
中新天津エコシティは中国とシンガポールが共に建設する世界初の生態都市。三井不動産の関係責任者によると、間もなく着工する生態コミュニティーはエネルギーと環境の面でLEED-ND認証の獲得を目指す。
LEED-ND認証は、世界で幅広く認可される評価システムで、都市の設計と開発の環境の持続発展可能水準を評価する。
「新華ネット」より 2010年5月24日