較べると驚き!中国人と日本人の生活の差④福祉

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発信時間: 2010-06-11 11:33:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

較べると驚き!中国人と日本人の生活の差①住 

較べると驚き!中国人と日本人の生活の差②旅行 

較べると驚き!中国人と日本人の生活の差③衣食 

福祉について言うと、日本では皆が国民健康保険に加入しているので、病院では30%分の医療費を支払うだけである。中国では医療保険はあるが、病院では安い医薬品でこの適用が受けられるのみで、多くの都市では、たとえばCTスキャンなども全く医療保険の適用はなく、日本と差がある。

日本の会社員は退職すると少なからぬ退職金を受け取る事ができる。これは会社がこの職員が会社のために一生をかけて働いてくれた事に対する感謝の意を示すもので、現在日本は不景気であるとは言っても少なくても100~200万円、大手の会社や銀行、IT関係、商社などでは500~600万或いは一千万以上であるが、これは普通の職員の話であり局長クラスやそれ以上の等級ではこの数字は更に高い。

退職後、日本の会社員は就業期間中に全ての人が国民年金或いは厚生年金保険料を納めているので、一般的には毎月国から15万~30万円、或いは更に高額の年金(これは政府の公務員ではなく一般の日本の企業の職員の話である)を受け取る事ができる。しかもこの頃には医療費は10%から安いと3%程度となり、このような制度上の待遇の上に貯金を加えれば、住宅ローンを返し終えた二人の老人は安心して晩年を過ごす事ができる。

ところで中国では会社の職員は退職後何があるだろうか。現在の会社は退職した職員に退職金を支払うだろうか。「人事関係」が会社にない職員、多くの契約工は皆退職金はないので、年取ってくると生活保障が大きな問題になってくる。国はこの事に関与せず、この部分の負担を会社に任せている。会社は「人事関係」のある職員分のみを負担する。「人事関係」が会社にない職員には養老保険(老齢年金保険)の保険料を納付させるが、保険料を積み立てて年とった段階で国の社会保険局からいくらもらえるのだろうか。医療費はどうなるのだろうか。中国の医療と薬品の費用はとても高く、平均の収入にはもちろん比例しないレベルである。中国の会社員は年とったあとはどうなるのだろうか。『何があるにしても病気となるべきではない、病気になったら命がない』、これが中国の一般の人々の生活状況の実写と言えるのではなかろうか。

 

中国と日本の差はいったいどこにあるか。私は日常の生活の中にあると思う。私は中国と日本の間を始終行き来しており、日中間の一般市民の生活レベルにその差を認識した。また中国についてはよく知っており、ゆっくりだが日本をも理解できてきたと自認しており、次のような結論を出すに至った:

「もしあなたにお金があり権力があれば中国での生活は大変優雅でゆったりしたここちよいものになるだろう。一方あなたがお金がなく権利もない一人の普通の市民であるなら、日本での生活は穏やかで安心できる。ここでは基層レベルでの人と人の間の差別がないからである」

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月11日

 

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