上海万博、中日経済貿易協力に新たな契機を提供

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発信時間: 2010-06-18 13:40:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上海万国博覧会の日本国家館のナショナルデー(ジャパンデー)となった6月12日、関連イベントを行なった。解任したばかりの日本の鳩山由紀夫・元首相が新任の菅直人首相の特使として列席した。

同イベントの開催で国際金融危機を背景に経済貿易関係が強まっている中日両国は万博会を契機に両国間の経済貿易協力を踏み込んで推進しようとの呼び声もあがった。

当日、1:1の比例により復原された日本の「遣唐使船」は万博パークにある黄浦江にはしり込み、歴史的なロマンチシズムを浮き彫りにしている方式で中日両国交流の輝かしい歴史を再現した。同時に日本館の中でロボットがバイオリンで中国の民間歌謡-「茉莉花」を演奏したのは中日両国の交流と協力を反映する現実的なありさまだ。

アジア地域の2つの経済体として、中日両国の経済貿易関係の発展は両国やアジア、世界の経済発展に極めて重要な影響を持っている。菅直人首相は6月11日の国会衆議院全体会議にて、施政演説を行ったところ、「中国との戦略的な互恵関係をさらに発展させる」と示した。

近年来、中国と日本は経済面で互いの依存関係が強まっている。2007年から、中国は日本最大の貿易相手となり、2009年、アメリカを抜いて日本最大の輸出先となった。

国際金融危機による影響を受けて、09年、日本経済は5数%萎縮した。日本の人口減少や老齢化の問題は日増しに深刻化し、内需需要もずっと低迷状態にあるが、中国経済は国際金融危機を背景に比較的速い成長を実現し、日本経済の成長を引っ張る重要な要素となった。

アメリカのモルガンスタンレーのアジア地域のStephen Roach会長が英紙-「フィナンシャル・タイムズ」に掲載した記事によると、今回の金融危機を背景にアジアは率先して回復を実現した。その原因について、第一、アジア地域はアジア金融危機による沈痛な教訓を汲み取った。第二、中国要素の影響を受けた。中国は次第にアジア地域の発展を推進する重要な「エンジン」となっている。それだけでなく、ほかの国の発展をも推進している。

現在、中国、日本と韓国はすでに自由貿易区の「産学官」連合研究を展開しており、年内にそれぞれ日本と中国で第2回と第3回連合研究会議を開き、2012年の中日韓首脳会議の開催前に関係研究を成功させるように力を入れている。

上海万博会の開催期間中、多くの日本企業は中国の膨大な市場に目をつけて、先進的な技術と製品を展示している。上海万博会を通じて、中日両国は経済貿易分野、特にグリーン経済、循環経済などの分野でより多くの協力好機を獲得するとされている。

「新華ネット」より 2010年6月18日

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