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水谷弘さんによると、ある披露宴では、新郎側の出席者30人がみんな「偽者」だった。新郎は再婚だったため、初婚の時のように招待したくなかったのだという。
同社の毎年の婚礼業務は約100件で、約1000人の「ニセ出席者」が登録している。ニセの出席者は葬儀や研修セミナーなどへの出席も可能だ。
同社は、家族に紹介するためのニセの恋人を提供するほか、社会的地位を高めたい人にニセの秘書も提供する。
代理出席者に最も重要なのは、目立たないことだ。「重要なのは一般的で、楽しく、清潔でしっかりした印象があり、ちゃんとした仕事に就く普通の人」と水谷さん。
特に披露宴ではパートナーにさえ気付かれないこともある。水谷さんは「誰もが体面を気にするので、パートナーに友達が少ないことを言いたくない。多くの人を招待できないのは、彼らが孤独だから、あるいは仕事の形が変化しているからかもしれない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月19日