中国の富裕層、日本で赤サンゴを買い漁る

中国の富裕層、日本で赤サンゴを買い漁る。

タグ: 赤サンゴ

発信時間: 2010-07-28 10:14:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

サンゴの装飾品は中国の富裕層にとって投資やコレクションの手段として人気が高い。最近、世界有数のサンゴの産地である日本で採れたサンゴを中国の富裕層が買い漁っている。「日本新華僑報網」が伝えた。

高知県工業振興課によると、最近、サンゴの需要量が増大している。サンゴは養殖できず海中から採るしかないため、重要な産地である日本のサンゴが年々値上がりしているという。高知県は毎年、サンゴの主な産地である高知県・長崎県五島列島・鹿児島県・沖縄県周辺の海域で採れた珊瑚の入札会を行っているが、08年に落札された高知県産のサンゴは2328キロ、金額は6億686万5000円にのぼった。

日本宝石珊瑚協会の担当者も、サンゴの原木価格は平均して1.5~2倍になったと指摘する。原木が値上がりしている理由は、「中国で富裕層が増え、中国向けの市場が急激に拡大しているため」と話す。日本産のサンゴは約90%が海外に輸出される。需要が最も高いのは台湾地区で、サンゴの世界的な集散地となっている。サンゴは台湾で加工されて装飾品になり、中国大陸に輸出される。なかでも赤サンゴが最も人気が高いという。

また、赤サンゴの価格高騰のため、高知県の加工業者は手が出せなくなり、加工の仕事に影響が出ている。サンゴの加工業者は「生死にかかわる」ときを迎えているのである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月28日

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