米国を訪問中の日本の鳩山由紀夫前首相は19日、ニューヨークの国連本部で取材に答え、民主党代表で内閣の組閣を行っている菅直人首相について「グループなどにこだわらず、適材適所に配することが国家運営には必要」と述べた。この発言は菅首相が民主党の小沢一郎元幹事長と繋がりの少ない人物を多く要職に起用したことに対してだと見られる。
鳩山前首相は「好きとか嫌いとかいう発想ではなく、一番能力のある方々にしっかり仕事をしてもらえる環境をつくることに尽きる」と述べた。
鳩山前首相は潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が発起した「グローバルな持続可能な発展のハイレベル・パネル」メンバーで、同会議の初の会合へ出席するためにニューヨークを訪問している。
「人民網日本語版」2010年9月21日