年賀状が送られて来る前に、勇気を出してなかなか言い出しにくい「離婚報告」を友達にするべきだろうか?「RE START」や「Single Life Again」と英語のロゴが印刷された色鮮やかでおしゃれなデザインの「離婚報告ハガキ」が今、日本人の生活の中に徐々に浸透しているようだ。
3年ほど前から、結婚報告だけでなく、離婚をさりげなく報告できるようなハガキがないかという問い合わせが殺到し、思わぬ市場があることに気づいた。ハガキを売り出した会社の関係者が言うには、「このようにきれいな色で彩られた『離婚報告』は人々に積極的に新たな人生を歩もうとする気持ちを与えることができる。ハガキは順調に売れており、特に女性の人気を集めている。」
日本厚生労働省の人口動態調査報告によると、2009年、離婚し家庭崩壊した人の数は25万3000人だった。2分間に一組の夫婦が別々の道を選んでいる。「性格が合わない」、「浮気」、「家庭内暴力」などが夫婦の主な離婚原因である。
年々増えていく離婚を受けて、「離婚ビジネス」なるものが日本では今、飛ぶ鳥をも落とす勢いである。離婚の代理を行う専門業者、弁護士、行政書士(ある程度のキャリアをもち、各種法律書類に精通している専門家)などが活躍する場はどんどん増え、離婚をテーマにした携帯ゲームも流行っていると言う。このゲームをちょっと紹介すると、ゲームの中の模擬人生で、プレイヤーは離婚しようとしている夫婦になりきり、生活のあらゆる困難に立ち向かい、最終的には仲直りするか、やはり離婚を選ぶかなど4種類の結末が用意されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月2日