我々の想像を超える西洋における日本文化の影響

我々の想像を超える西洋における日本文化の影響。 日本は、最盛期にも敗戦時にもその文化の海外輸出を止めたことはない。海外におけるその影響力は、我々の想像を遥かに超えるものである…

タグ: 日本 文化  浮世絵  絵画 タンタンの冒険旅行記

発信時間: 2011-01-02 11:22:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の浮世絵

日本は、最盛期にも敗戦時にもその文化の海外輸出を止めたことはない。海外におけるその影響力は、我々の想像を遥かに超えるものである。「日本新華僑報」が伝えた。

19世紀中期、日本は日本茶をヨーロッパへ輸出し、その包装紙として使われていた浮世絵版画紙は、当時の印象派の画家たちに強烈なインスピレーションを与えた。あるフランスの画家が日本の陶磁器の包装紙に書かれた日本浮世絵の巨匠葛飾北斎の絵を友人にプレゼントしたところ、画家友達の注目を集め、浮世絵に対し興味をもつようになった。印象派の代表的人物ファン・ゴッホ、マネ、ロートレックたちはみな浮世絵の影響を深く受けており、作品にも浮世絵的要素がにじんでいる。また、印象主義音楽の創始者クロード・アシル・ドビュッシーは、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』にインスピレーションを受け、交響曲『海』を作曲したと言われている。

これらは絵画や音楽など芸術的分野のものであるが、日本はまた他の領域でも西洋に対し重要な啓発的存在であった。日本文化は長期にわたる継続的努力により、西洋社会の様々な階層に浸透している。彼らは外国語の教科書や文化書籍、社会書籍や旅行書籍等を出版したり、絵画展や音楽会を行ったりしながら、官民一体となって、日本文化を世界に広めている。そして、自らが表したい主張を様々な芸術形式を利用して、巧妙かつ自然な形で西洋人に伝え、その影響力は、上は高齢者から下は幼児にまで広がっている。日本文化、特に近代文化の広まりは激しい暗流のようなものであるが、表面上は極めて穏やかで静かに西洋社会の生活の中に浸透している。

近代日本文化の広まりと言えば、国内ではあまり知られていないが、ヨーロッパではよく知られている「中国張」--張充仁氏を思い出す。西洋人は『タンタンの冒険旅行記』の「中国張」の生活により、中国人が野蛮的で、残忍無情の時代に暮らしているわけではないということを知り、中国の悠久な歴史文化を知り、中国が日本に侵略された事実及び中国人が義理人情を重んじることを知った。これらは全て一冊のアニメ、一人の「中国張」により、世界各地を駆け巡り、全世界に影響を与えた。

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