菅直人首相は14日、就任以来2回目となる内閣改造を行った。日本のメディアによると、菅首相は新内閣の外交政策について20日演説を行い、「中国との戦略的互恵関係」に関する外交方針を打ち出すという。
日本のNHKは17日、菅首相は各国の駐日大使および日本の元外交関係者が共同で開催する20日の講演会で演説することになっていると伝えた。この演説で、日米同盟を「基調」とし、対中関係をめぐる新内閣の外交方針を打ち出す予定だ。
さらに、朝鮮核問題および中国海軍の海洋進出など「地域の不安定要素」について、菅首相は日米同盟を踏まえ、アジア太平洋地域において両国が共同で「積極的な役割」を果たすことを目標に、同盟関係を深める意向を再度表明する考えだという。
菅首相はまた、「アジア外交の新局面を切り開く」ことを基本方針としており、中日関係の大局に基づぎ、中国との戦略的互恵関係を推し進め、経済・貿易・人材など各分野における両国の交流をはかっていく方針だ。日本はさらに、「日韓併合100周年」を契機に、「新時代の日韓関係」構築を目指す。
菅首相は内閣改造後、2011年から毎年新年に各国の代表を前に、外交方針について演説を行う方針だという。中日船衝突事件のような大きな問題が持ち上がった際に、菅内閣はこのような演説を通じて日本国民に「自らの外交手腕を見せ」、人々の支持と共感を得ようとしているのだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月17日