最前線に守る丹羽大使:中日関係強化に余生捧げる

最前線に守る丹羽大使:中日関係強化に余生捧げる。 中日関係は昨年、波瀾を重ねた。中日関係の最前線に「駐屯して守る」立場にある日本の丹羽宇一郎駐中国大使は中日関係をどう捉え、どのように取り組んでいるのか。19日午後、在中国日本大使館本館2階のオフィスで、丹羽大使にインタビューした…

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発信時間: 2011-01-26 16:21:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

----大使は中日関係についてどのような新しい考えをお持ちか。

重要なのは両国民間の草の根交流の推進だと思う。日中国交正常化以来、双方は関係改善に少なからぬ努力を払ってきた。だが国民感情には明らかな改善が見られない。このため私は国民間の交流強化がなおさらに必要だと考える。

----大使は以前、南京を訪問された。南京では何を感じ、何を得られたか。今年の「中国巡りの旅」計画について詳しく紹介していただきたい。

江蘇省訪問は非常に有意義だった。南京訪問の理由だが、まず南京は中国の全ての地区において日本との関係が最も密接だからだ。南京は江蘇省、長江デルタ工業地帯に位置する。現在江蘇省には日本企業7000社余りが投資し、日本人1万人余りが暮らしている。

私は以前江蘇省の経済顧問を務めた。南京訪問にあたっては、これを機会に中国の最も普通の庶民と交流したいとの考えもあった。南京で私は早朝に公園を訪れ、太極拳を行なう庶民と間近に交流し、触れ合った。

中国各地をあまねく訪問するつもりだ。新疆ウイグル自治区に遊び、チベット自治区を訪問し、さらに多くの庶民と対面したい。寒い時期には南部へ行き、暖かくなったら中部へ、夏には北部へ行くというのが私の構想だ。もちろん訪問計画は天候の要素ばかり考慮するわけにはいかないが、重要なのは中国各地に足を運ぶことだ。早朝運動をする庶民とも交流をしたい。

中国巡りのもう一つに理由は、戦争孤児と関係がある。戦後、日本の戦争孤児は多くの善良な中国人養父母に世話をしてもらった。こうした養父母はすでに高齢だ。彼らが健在なうちに見舞って、感謝の意を伝えたい。

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