THK株式会社はこのほど、自動車部品生産拠点の設立に関し、常州国家ハイテク開発区との間で正式に契約を結んだ。初期登録資本金は1500万ドル。同拠点は2012年2月に完成し生産が始まる見込み。中国網が伝えた。
THKの寺町彰博社長は常州市の韓九雲副市長と面会し、「常州工場を主力生産拠点へと発展させ、常州とさらに幅広い協力を展開していきたい」と語った。
韓副市長は、「THKは設立以来40年間、急速な発展を遂げ、いまや世界的に有名な多国籍企業となった。THKが常州を選び、常州国家ハイテク区に進出することは、THKの中国における発展に有利となるだけでなく、常州の自動車部品産業の急速な発展に向けても積極的な役割を果たすことになるだろう」と述べた。
THKは1971年に設立した日本の上場企業で、登録資本金は340億円。THKは独創的な発想と独自の技術により、世界に先駆けて「LMガイド」を開発した。このLMガイドは画期的な製品であり、メカトロニクス産業に不可欠な機械要素部品として工作機械、工業ロボット及び、半導体と液晶製造設備などの分野で幅広く利用されている。THKは日本に11の工場、海外に11の工場を持ち、うち中国には4つの工場がある。取引先には、日産、ホンダ、日立、GM、フォードなどの大手企業も含まれる。
「人民網日本語版」2011年2月11日