日本「夫婦別姓問題」 戦いの最前線

日本「夫婦別姓問題」 戦いの最前線。 2011年1月、日本で5名の女性が「夫婦が同姓を名乗る」と定めた民法750条が憲法に違反しているとして訴えを起こし、法廷に夫婦別姓を認めるよう求めた。この訴えが認められれば、夫婦別姓問題の「起爆剤」となり、日本社会における男女の権利平等、社会的地位の平等性、職業における女性差別に大きな作用を及ぼすだろう…

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発信時間: 2011-02-21 14:41:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

歴史を変えるためには、長い活動期間と犠牲がつきものだ。例えば、明治維新、幕府が倒れ、日本は近代国家へと変貌を遂げる段階で、多くのことが犠牲にされ、変化していった。

2011年1月、日本で5名の女性が「夫婦が同姓を名乗る」と定めた民法750条が憲法に違反しているとして訴えを起こし、法廷に夫婦別姓を認めるよう求めた。この訴えが認められれば、夫婦別姓問題の「起爆剤」となり、日本社会における男女の権利平等、社会的地位の平等性、職業における女性差別に大きな作用を及ぼすだろう。

塚本協子さんは、5人の女性の中でも最も特別だ。彼女は短髪で前髪がなく、太い眉毛、年とともに刻まれた皺、分厚い唇、その全てから、小柄な彼女の強くて勝気な性格がうかがえる。

主婦である協子さんが払ってきた「犠牲」

資料写真

本来の姓を取り戻すために、協子さんは果敢にも離婚を選んだ。

1965年、彼女は元の姓を取り戻すために、夫と離婚した。自由を手に入れてから、間もなく彼女は元夫との3人目の子どもを妊娠していることを知った。子どもの将来を考えて、夫とは復縁。50年間の結婚生活の中で、協子さんは定年退職するまで、教壇に立ち続けた。夫婦仲はずっと円満だったが、彼女の中から「姓」に対する不満が消えることはなかった。75歳になった彼女は再び離婚を申し出たが、今度はさすがに夫も拒否した。最終手段として、協子さんは他の4人と一緒に直接、理不尽な法を訴えることにした。

彼女の「戦友」のひとり、フリーライターで39歳の加山恵美さんは、2000年に籍を入れ、夫と同姓になったが、仕事上はずっと本来の姓を名乗っている。それにより、様々な手続きで二度手間になることがあり、夫婦別姓の婚姻届の受理を求めたが、東京都はそれを認めなかった。

5人は訴状で、「日本憲法は夫婦が平等な権利を有することを認めている。それにもかかわらず、『民法』が夫婦別々の姓を名乗ることを認めないのは違憲である」と述べ、旧姓を取り戻すことを訴えた。また、政府が法を改正しないがために、彼女たちが受けた「苦痛」に対し、1人当たり100万円(約7万9600元)、計500万円の慰謝料を請求した。

もう我慢の限界

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