1987年の日本映画「ハチ公物語」のハリウッド版リメイク「HACHI」(Hachi:A Dog’s Story)が2009年に公開され、再び世界を感動で包んだ。ハチは今では、知らない人がいない大スターだ。
1935年にハチは死亡し、その臓器は東大大学院能楽生命科学研究科によって保管された。当時の解剖の結果、死因は犬糸状虫が寄生するフィラリア症とされた。今回、同研究科の獣医学部専門教授が保存臓器をMRIなどで再び詳しく調べた結果、心臓と肺に悪性のがん腫瘍が多数見つかった。
また、ハチの胃の中には、焼鳥屋からもらったと思われる焼き鳥の竹串が4本見つかったが、これは直接の死因ではないと考えられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月5日