簡単な道具だけですべてを演じる―三遊亭楽麻呂氏の北京公演

簡単な道具だけですべてを演じる―三遊亭楽麻呂氏の北京公演。 北京日本学研究センターの先生と学生たちは3月4日、日本の有名落語家の三遊亭楽麻呂氏を迎え、日本の代表的な「見せる演技」を楽しんだ…

タグ: 北京 公演 落語 落ち 三遊亭

発信時間: 2011-03-08 16:45:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
 
学生たちに「ウサギ柄の手拭い」と本を贈る三遊亭楽麻呂氏


三遊亭氏の北京での公演は1992年以来となる。19年前、日本のサッポロビールと中国の協力により、三遊亭氏は北京の天橋賓館で北京に滞在する日本人向けに落語を披露した。「その時、日本語の分かる中国の方がまだ多くなかったし、1960年代の日本のありさまに似ている当時の中国では、心に落語の面白さを味わう余裕のある方も少なかったので、日本人だけに開放した。もっと早く日本の落語を中国の皆さんに紹介しなかったことをとても残念に思う」。

19年ぶりに中国を訪れ、中国の目まぐるしい発展ぶりに驚いた三遊亭氏は、「北京空港の大きさと豪華さに唖然とし、世界のブランド品の店もいっぱいできたことに驚いた。それに、1992年の北京は、まるで『自転車の海』であったが、今はほとんどの市民は車を運転しているようで、北京も渋滞しやすい都市になったことが印象深い」と話している。

落語の公演を開催するほか、三遊亭氏はインドのネール大学やイギリスのノーサンプトン大学などでも日本文化の集中講座を行ったことがある。「隣国なので、日本は中国にとってまだ親近感がある国だが、ほかの国に行ったら、日本はどこにあるのか?落語とは何?と、戸惑う人々が大勢いる。日本の『庶民の文化』を代表する落語を世界の人々に知ってもらうことは、とても意味があると思う。中国でもこのような集中講座ができるのであれば、本当にやりたい」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月8日

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