4つのキーワードに見る中日政府活動報告の比較

4つのキーワードに見る中日政府活動報告の比較。 着眼点は経済、雇用、公平な社会、外交の4つのキーワードであり、中日両国の専門家とメディア関係者は、今月5日に温家宝総理が発表した中国政府活動報告および1月24日に菅直人総理が行った施政方針演説を比較、解読した…

タグ: 温家宝 菅直人 中国政府活動報告 施政方針演説 

発信時間: 2011-03-09 16:16:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

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キーワード(3):公平な社会

中国:所得分配の調整                                       

日本:最小不幸社会の実現

温家宝総理は政府活動報告で、今年は個人所得税の徴税最低基準引き上げ、税率構造を合理的に調整し、中低所得者の税収負担を軽くする方針を打ち出した。

所得分配関係の調整は公平な社会につながると政府活動報告は言及した。一方、菅総理も執政方針演説で、最小不幸社会の実現のために、社会保障を充実させると語った。菅総理は自らが厳しい現実に直面していることは百も承知だ。その上で、日本の財政状況は厳しいが、改革実現に向け、さまざまな形で議論する必要があると述べた。

両首脳の発言

温家宝総理:所得分配関係の合理的調整は、長期的任務であり、今最も必要とされている仕事でもある。

菅総理:一人一人の不幸を放置したままで、日本全体が自信を持って前進することはできない。

中国の専門家の解析

20世紀の初め、日本国内の貧富の差は一度開いたが、総体的には所得分配は安定している。その理由として第一に、日本の資本家は労資関係に注意していること。毎年必ず「春闘」があり、労働者が労働組合に賃上げを要求することを許可している。第二に、日本国内には健全な税制度があり、ある程度は貧富の差を縮小している。中国は日本の所得分配体制から学ぶ点が少なからずある。

日本の報道関係者の声

巨額の財政赤字が日本のあらゆる経済問題や社会問題の解決を難しくしている。日本の財政赤字は中国の10倍近くにのぼり、GDP全体はすでに中国を下回っている。日本が「不幸」を回避するには、まず、次の世代のお金をできるだけ使わないこと、次に経済に再び活力を与えることが必要になる。

 

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