中国の陳徳銘商務部長は13日、「日本の大地震は中日貿易に大きく影響しないだろう」と述べた。
2010年、中国の日本に対する輸出は1210.6億ドル、輸入は1767.1億ドルで、556.5億ドルの輸入超過だった。商務省国際貿易協力研究院の金柏松研究員は、「日本からの輸入はハイテク製品がメインであるため、地震により輸出作業がストップしても、短期間であれば、市場に対する影響は大きくないだろう」と見ている。
中国にとって、日本は三番目の貿易相手国だ。地震の影響を受け、日本から一部製品の輸入に影響が出ているが、全体から見れば、中日貿易には大きな支障はないと見られている。
金柏松研究員は、「自動車、半導体部品などの分野では、日本からの輸入が大きなシェアを占めている。しかし、それぞれほぼ2ヶ月分の在庫がある。もし関係企業がそれ以上長く生産を回復できなければ、これらの業界に影響をもたらすかもしれない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年3月15日