大地震による原子力発電所の放射性物質の漏洩により、韓国、中国香港、シンガポール、フィリピンなど様々なところで、日本から輸入する食物の放射能量を検査すると発表した。これ以外の国でも何らかの措置が取られる可能性がある。
香港食物・衛生局の周一岳局長は「放射能の汚染を受けやすい食品として、生鮮食品、乳製品、果物・野菜などが挙げられる。我々は監督管理を徹底し、輸入地点で検査を行い、輸入食品の安全性を確保する」と述べた。
シンガポール農業食品・獣医局も、輸入食品、特に農産物などの生鮮食品に重点をおいて検査すると発表している。
韓国食薬庁は、韓国は日本の農産物をそれほど多くは輸入していないが、それでも日本からの農産物や林産物の放射能レベルを検査し、海産物についても検疫を行なうとしている。
日本の食品輸出量は少なく、GDPに占める割合はたったの0.15%で、その主な輸出国がアジアである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月15日