3月11日、日本東北太平洋沖でマグニチュード9.0の大地震が発生した。地震によって巨大な津波が発生し、町と畑を飲み込み、原子力発電所は多大な損害を受けた。そして、この原発事故は世界中の注目を集めた。
BBCワールド・ニュース・アメリカのネットサイトは3月17日、福島県の原発近くに住む人々は、今回の震災で最も不幸な人たちであると伝えた。被災地の人々は「みんな放射能が怖くて、救援隊も入って来られない状況だ。誰も助けてくれない」と訴えていた。
人が疎らな町で、政府の車両が走りながら、住民に家の中に避難するように呼びかけているが、救援に来てくれる人はいなかった。また、救援機関は原発に近づくことを恐れ、放射能の中、危険を恐れずに物資を運ぶ人も現れず、福島県の被災地には物資も行き届いていない状況だ。ガソリンが不足しているため、被災者もまた逃げられない。米「ワシントンポスト」によると、宮城県の石巻市の市役所は津波により孤立しており、電話も通じず、支持も届かない職員たちは、状況も分からないまま混乱している。