福島県警は25日、福島第一原発の半径10キロ圏内では、地震と津波による犠牲者の遺体の捜索ができておらず、詳細な人数もまだ把握できていないことを明らかにした。
自衛隊の偵察機は、地震後に原発周辺にある多くの都市が津波の被害を受けたことを確認している。しかし、その後放射性物質の漏えい事故が発生したことで、捜索・救援隊員らはこれらの地域で遺体を捜索することができなくなってしまった。
警察当局によると、現在、これらの地域の死者・行方不明者数の統計を取ることはできないという。
警察庁が25日に明らかにしたところによると、同日夜9時の時点で死者は1万102人、行方不明者は1万7053人に上った。うち、被害の大きかった宮城県の死者は6097人、岩手県の死者は3092人に上っている。
「人民網日本語版」2011年3月28日