2002年にサッカーワールドカップを韓国と共同開催してから、日本は世界的な大型スポーツ試合開催の魅力に取り付かれているようだ。しかし、何度努力しても報われることはなかった。もし、日本がただ開催を通して自国の経済効果を期待し、或いはそれを利用して世界での地位を高めたいだけだとしたら、それはオリンピック委員会や国際サッカー連盟の要望には適わないはずだ。世界が災難に遭った日本に同情し、オリンピックの開催権を与えてくれるという期待も、一部の官僚の夢物語でしかない。
「五輪招致」は政治家の一種のデモンストレーションであり、国民の注目をひきつけたいだけである。しかし、大震災後の日本に必要なのは、国民の信念であり、政治家が中身のない話しをしていても意味がないのだ。ある記者が会見で意見していた通り、「オリンピックの招致よりも、復興と再建に直接結びつく事を日本政府はもっとすべきではないのか」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月18日