お詫びは米国向けのみか 日本大使館:中国メディアの翻訳に誤り

お詫びは米国向けのみか 日本大使館:中国メディアの翻訳に誤り。 一方は「お詫び」とし、もう一方は「遺憾」として、日本側の福島原発事故に関する対応に実際に差があるのかどうか…

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発信時間: 2011-04-22 13:29:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

菅首相、福島原発事故にも言及して中国紙に寄稿

「日本-復興,そして新生への道-」菅直人首相の中国紙への投稿(全文)

21日、中国のメディアは日本の菅直人首相が書いた、「日本 -復興、そして新生への道-」と題する投稿を掲載した。その中で福島の放射能漏れ事故の及ぼす影響については以下のように述べている、「福島第一原子力発電所において,国際的な原子力事故の評価尺度で最も深刻と評価された事故が起きたことは大変遺憾に思い,極めて重く受け止めています」。

報道によると、16日、17日に菅直人首相は米国の『ニューヨークタイムズ』『ワシントンポスト』『インターナショナルヘラルドトリビューン』等の英文紙にも投稿をした。一部中国メディアはこの記事に対して解説をした際に、菅首相は次のように言っていると指摘した、「私は福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故発生に対して大変厳粛かつ深いお詫びの意を表明する」(英語原文は、I take very seriously, and deeply regret, the nuclear accidents we have had at the Fukushima Daiichi plant)。この事から一部中国のメディアは菅氏が日本の放射能漏れ事故に関して米国に「お詫び」の意を表明したと理解した。

一方は「お詫び」とし、もう一方は「遺憾」として、日本側の福島原発事故に関する対応に実際に差があるのかどうか。記者は21日午後この問題について在中国日本大使館の報道担当者西氏にインタビューを行なった。西氏は以下のように説明した、「菅直人首相の感謝のメッセージの中での福島放射能事故に関する表明はただ一つの意味を示している、それは『非常に遺憾』という事である。一部の中国メディアが米国メディアでのメッセージに使用された "regret" を『お詫び』と訳したのは正確ではない」。

同じように遺憾の意を表すのになぜ中国と米国の両国のメディアでの発表のタイミングにずれが出たのか、この点について西氏は確かに中国の新聞紙上への公表が数日遅れたが、これは全く日本側が故意にした事ではなく、メディアの言うようないわゆる日本は日米関係をより重視していると言う事でも全くないと説明した。

更に西氏は、先週英字紙に感謝のメッセージを出したのは日本の世界の人々への感謝の意を表した第一段階で、この三種の新聞は世界に向けて発行されている全世界的な新聞であり、この三大紙を通じて世界各国の人々に感謝の意思と日本の再生復興に向けての決意を表した。第二段階として更にこのメッセージを各地の言語に翻訳し、各国のメディアで公表した。このために日本の首相官邸は準備と翻訳のために時間が必要で、それが整ったのちに直ちに各地の主だったメディアに掲載をお願いした。このようにする事で、中国においては中国政府と中国の人民に対する、より一層感謝の意を表す事ができた。「時間が前後した事は作業上の準備段階が異なると言う事に過ぎない」と説明した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月22日

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