アメリカの中国系労働者が続々と日本料理店に

アメリカの中国系労働者が続々と日本料理店に。

タグ: 高給料 低負担 アメリカ 中国系労働者 日本料理店

発信時間: 2011-05-03 10:54:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中華街の職業安定所で就職活動する中国系の新移民。日本料理店の関連職は特に人気が高い

マンハッタン中華街の職業安定所の掲示板は他州の日本料理店求職情報であふれている

アメリカ『ワールドジャーナル』の伝えるところによれば、日本料理店へと鞍替えして職探しをする中国系のレストラン従業員が近ごろ特に増えているそうだ。アジアで日本料理店が受けたような原発事故の影響は少しもない様子である。高い給料・少ない労働量・短い労働時間・清潔な職場といった要素が魅力となり、中国系の新移民労働者を引きつけているのだと求職者は言う。

中華街の「佳佳」職業安定所の張氏によると、日本料理店の求職は、ホステスから寿司職人、コック、天ぷら職人、配達担当、鉄板焼担当まで多岐にわたり、給与は中華料理店の同等職よりもかなり高い。例えば鉄板焼担当の月給は通常3000元を超え、4000元に達する者もいる。

同じく中華街の「閩都」職業安定所の楊氏(女性)によると、中華料理店はアメリカ各地で飽和状態にあり、そのため飲食業に携わる中国人の多くが日本料理店経営に乗りだしているという。アメリカ東部では、中国人職業安定所で求人を出す日本料理店がざっと数えただけでも80を超えており、就職機会は1000以上になると彼女は紹介する。

日本料理店で働く中国系移民は、中華料理店よりも給料が高いだけでなく、仕事内容自体にも余裕があると自らの仕事を語る。中華料理店のように、忙しくないときにも厨房で鶏肉や牛肉、豚肉、魚介類を仕込んだり、体中油だらけになることがない。日本料理は食材が簡単であり、清潔に仕事ができるのだという感想を彼は持っている。

原発事故後、香港などアジア各地で日本料理は大打撃を受けたが、アメリカの日本料理店がこうむった影響はかなり少なかった。大西洋産の海鮮食材を使っているからであり、以前と変わらず繁盛している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月3日

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