▽中国は人材を愛する
外国人を労働模範に選ぶことについて、社会学者の宋艾君氏は、外国人労働者を労働模範に選ぶことは可能であり、これは発展途上にある中国が労働の価値を尊重していること、開放プロセスにある中国が人材をことのほか愛していることを十分に体現することでもあると話す。
江西省社会科学院社会学研究所の馬雪松所長によると、企業が外国人労働模範を表彰することは、良好な企業文化や開放的な精神を育成する上でプラスになり、企業の長期的な展望を示すものだという。また同省総工会(労働組合)の胡同軍副主席は、外国人労働模範も(中国人労働模範と)同じように中国の発展に貢献してきたと話す。
宋氏は「外国人労働者が評価の対象になるのに伴い、より多くの外国人労働者が尊敬に値する労働模範になるとみられる。中国人の顔から外国人の顔へ、こうした視野や視点があってこそ、労働模範の選出活動はより強靱な生命力を備えることになるのだ」と話す。
「人民網日本語版」2011年5月4日