資料写真:ディスカッションに参加する加藤嘉一さん
『中国のロジック』は問題のポイントを突いており、「受け入れ難い」と感じるようなことも言っている。どうしてそのようにするのだろうか。なぜなら、我々はこれらの問題を作った張本人であり、当事者なのだ。加藤さんは著書には、「中国人の信じられない行動トップ10」という一説があるが、中国人自身はさも当たり前のように見ている、或いはまるで気にしていないが、それではまかり通らない「ロジック」について語っている。一人の中国人として、我々はもしかすると加藤さんが『中国のロジック』で言っているような「信じられない」行動をして、「ロジック」を押し通している当事者であるかもしれない。「良薬は口に苦し」と言うように、加藤さんが日本人である事はさて置き、我々は自分たちの行動や問題解決の方法を見直す必要がある。
加藤さん自身を好きになる必要はない。ただ、『中国のロジック』で示された問題に関しては、中国人として、「見てみぬ振りをし、理解しようとしない。自分の行動を見直すことなく、改めない」という態度ではいけない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月10日