5月23日午前、全国政治協商委員会常務委員・外交事務委員会委員、北京大学国際関係学院副院長の贾慶国氏は、「温家宝総理の日本訪問並び最近の中国の外交について」というテーマで中国のネットユーザとオンライン交流を行った。
あるネットユーザは、国民性などによって、日本はどうしても右翼政府が権力を掌握する国であり、中日関係が非常に良好になることは難しいと思われることについて、意見を求めた。
贾慶国氏は、国民性ということ自体、把握しがたいものである。いずれの国もそれぞれの特徴を持っているが、その国の国内には多様性が必ずある。日本を例にすれば、絶対に右翼が政権を取るとも限られないと思う。実際に自由党が政権を取ったことがある。はたしてどの政党が政権を取るかということと国民性とは必然的な関係はないと思う。また、日本という国にも、善人も、悪人も、中間の人も様々な人がいる。悪人が政治家になればさまざまな問題が生ずるが、それはどこにおいても同じだ。もちろん日本では既存制度上、もし悪人が政権を取っても国際社会に大きなな被害を与えること難しい。すなわち、日本に対してわれわれは平常心で向かうべきだと思う。日本をまったく違う種類の国とは見ないことだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月24日