あるメディアはこのほど、中国の高速鉄道と日本の新幹線を比較し、中国人を対象にアンケートを実施した。その結果、半数以上の回答者が中国の高速鉄道技術は近く日本を追い抜くと考えていることがわかり、日本のネット上で熱い議論が繰り広げられた。多くのネットユーザーは、中国の高速鉄道が日本の新幹線を追い越すことなど永遠にありえず、「現実離れした話」と見ている。
日本の中国情報サイト「サーチナ」はこのほど、3000人の中国人を対象に、中国の高速鉄道と日本の新幹線に関するアンケートを実施した。「中国の高速鉄道を新幹線と比較し、技術水準は将来どうなると思うか」という質問では、57.8%が「中国の高速鉄道は近い将来日本を追い抜く」と回答し、18.3%が「今すでに中国のほうが上で、今後も中国のほうが上」と回答した。このような回答は若い世代で目立った。
日本のヤフー・ニュースが5月26日にこの記事を転載後、日本のネットユーザーは熱い議論を繰り広げ、260件近くのコメントが寄せられた。ネットユーザーの多くが中国の高速鉄道は日本の新幹線の「パクリ」で、追い越すのは無理だと見ている。あるユーザーは、「パクる技術はすでに追い越しているが、日本の技術力そのものを追い越すことはできない」と書き込んだ。
また、多くのユーザーが、中国と日本の国情は大きく異なるため、新幹線と高速鉄道を比較することはできないとしている。あるユーザーは、「日本は人口、地形、国土面積、利用客の所得等、中国と異なる点が多い。鉄道網はそれぞれの国情に合ったものを模索すればよい。勝敗にこだわる必要はない」と書き込んだ。
さらに、「日本の新幹線は安全性も技術力も中国の高速鉄道より優れている。中国の高速鉄道が日本の新幹線を追い越すことは無理で、現実離れした話だ」と書き込んだユーザーもいた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月27日