英国紙「デイリーポスト」によれば、生命の危険を顧みず、福島での原発事故処理に志願している少なくない日本の退職者がいるという。
志願者たちは自らを「退職技術者団」(Skilled Veteran Corps)と呼ぶ。すでに180名前後の54歳から78歳までのメンバーが登録した。彼らは今後原子炉の冷却作業に奮闘する原発作業員たちと一緒に仕事をすることになる。今年3月、日本では激烈な地震が発生し、津波と原発事故が起こった。
この団体に名乗りを上げた私心のない男女の勇士はみな退職者たちだ。これから原子炉冷却装置の再建という重圧に取り組むことになる。致死量の放射線を浴びることも想定されるが、人生の晩年にあるものは若い人よりこれからやりたいことが少ないからと彼らはいう。
技術職を退職した72歳の山田恭暉さんが多言語でボランティア申請ホームページを作成した。「私たちの世代は、自覚していてもしていなくても福島原発の建設に賛成しています。そしてそのエネルギーを享受してきたのだから。率先してこの退職技術社団に参加すべきです。」「若い人にはこれからの長い将来があります。このような作業をさせるべきではないでしょう。」
5月24日、東京電力は 地震による津波により福島原発の冷却装置が受けたダメージは大きく、最終的に3カ所の原子炉でメルトダウンしていると認めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月27日