欧州連合(EU)は日本と28日に、自由貿易協定締結(FTA)に向けた交渉の準備を始めることで合意した。
双方はこの日開かれたEU・日本サミットで共同声明を発表し、FTAや経済連携協定の締結について、交渉を開始し、共に関心を持つ問題の解決に臨むことで一致した。
昨年10月にEUと韓国とFTA締結して以来、日本はEUとのFTA締結交渉を希望していた。日本はEUの第6の貿易パートナーで、貿易額は毎年1100億ドルに達している。一方、EUは政府調達で日本が欧州企業により公平な待遇を与えるよう求めており、それを交渉の条件に盛り込んでいる。
早ければ、交渉は来年日本で開かれる次回のサミットで行われると見られている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年5月29日