日本の鍋料理、隠語を理解しなければ

日本の鍋料理、隠語を理解しなければ。

タグ: 鍋料理 日本 隠語

発信時間: 2011-06-02 17:10:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

友人によれば、日本の鍋料理は常に隠語で表現されている。また、昔の日本人は牛肉を食さなかった。古来、牛は重要な交通手段、農耕用具であったことから、歴代の天皇は牛肉を食するのを禁じたのだという江戸末期になって、こうした習慣はやや薄れていった。明治初期には牛肉鍋が出現。だが、当時の人は「牛肉鍋」と直接呼ぶのを忌み嫌い、その他の動物の肉と同様、「隠語」を使用するようになった。兵庫県の「ぼたん鍋」は非常に有名だ。メイン材料の豚肉は赤身と白身が鮮明で、皿に盛られると、まるで満開のぼたんの花に見えるのでその名が付けられた。「さくら鍋」とは馬肉鍋のこと。理由は、切った肉が桜の花の花弁を連想させるからだという。「もみじ鍋」は、「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」の詩句が由来。肉類を禁じられた僧侶は慈悲の心を抱きながら「もみじ」を鹿肉の隠語として使用、伝えてきた。

さらに、伝説から命名された鍋料理もある。広島の「水軍鍋」。戦国時代、村上水軍(海賊)は戦いの前に、必勝を祈り士気を高めるため必ず食したという。地元産の魚介類や海藻ほか、必ず8本の足を持つたこを加えた。「八方からの敵を食べ下す」との意味を象徴している。

 

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