中日韓FTA実現へ ネック突破には有力な指導者が必要

中日韓FTA実現へ ネック突破には有力な指導者が必要。

タグ: 中日韓 FTA 農業 利益集団 有力な指導者

発信時間: 2011-06-15 10:58:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

●利益集団の協調には有力な指導者が必要

中日韓FTAであれ、TPPであれ、農業問題は終始、避けては通れないポイントである。前原誠司前外相は「日本の農業はGDPのわずか1.5%、この1.5%のために、まさか98.5%を犠牲にするのか」と語ったことがある。だが、日本の農業利益団体の政治面での働きは1.5%をはるかに上回る。農協は政治的にもともと非常に大きな発言権を持っており、自民党であれ、民主党であれ、あえて徹底的に農協を怒らせることはないため、FTA問題では、農業が一貫してボトルネックとなっている。

日本が当時、ASEANなどとEPAを実現することができたのは、個人的権威が比較的強かった小泉元首相と無縁ではない。FTA交渉は、国家間の利益の協調を図る過程であるだけでなく、国内の各産業や各利益集団の利益の協調を図る過程でもあり、その作用は非常に重要だ。中日韓FTAについて言えば、交渉に入ったとしても、時間を浪費して引き延ばされる過程になる可能性も大きい。(霍建岗 中国現代国際関係研究院日本所)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月15日

 

関連評論:

中日韓FTA実現へ 日本、態度激変のわけは?

     1   2   3  


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。