日米安全保障の新戦略目標 中国との対立望まず

日米安全保障の新戦略目標 中国との対立望まず。 米国で6月21日に開かれた日米安全保障協議委員会会合で、中国の南中国海と東中国海における主権保護の動きが非難され、「中国のけん制」が共通戦略目標に挙げられた。日本JCC新日本研究所の庚欣副所長は、「日米の新しい戦略目標は中国を対象にしているが、両国とも慎重な態度を示している」との考えを述べた…

タグ: 日米安全保障 2プラス2 戦略目標 中国

発信時間: 2011-06-23 11:46:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

日米が「航行の自由」の問題を提起 中国との対立望まない

日本の共同通信社は22日、会合中にクリントン米国務長官が「中国の海洋政策は地域の緊張の要因になっている」と名指しで批判したことを伝えた。日本の松本剛明外相は、「中国は東中国海、南中国海において航行の自由との関係で摩擦を生じさせている」と指摘し、クリントン長官も中国の南中国海での動きについて「米国は海洋における安全保障を維持する」と強調した。

庚欣氏はこれについて、次のように指摘する。日米は4年ぶりに安全保障協議委員会を開き、「航行の自由」の問題を初めて提起し、中国が東中国海と南中国海において「危機を作り出している」との見方を示した。このような言い方は正当でない。中国の南中国海における主張は明確で、一貫したものだ。中国の南中国海の主権と海洋権益の保護は、各国の国際法に基く南中国海における航行の自由に影響しない。実際、南中国海の航行の自由に何の問題も生じていない。

日米が4年後に共同戦略目標の対象を中国に変えたのは、米国政府が「東アジアの安全保障環境は変化している」と考えていることと大きな関係がある。米国政府が東アジアでの利益を維持するには、「同じ価値観」を持つ日本と手を組むしかない。しかし、共同戦略目標に中国の国名を挙げなかったのは、中国との対立を望まない考えも残っている。

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