英紙:日本政府は東電を救済すべきでない

英紙:日本政府は東電を救済すべきでない。 日本政府は東電の救済策成立に全力で取り組んでいる。しかし、救済策成立に成功しても、支払う代価はあまりにも大きい。救済することは、寛容な道をまた一歩進むことと同じだ。寛容は日本の原子力産業を機能不全に導いた最大の要因である…

タグ: 日本政府 東電 救済

発信時間: 2011-06-29 16:20:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

政府が債券保有者の保護に熱心な理由は3つあるが、これらは全て覆すことができる。1つ目は法律上の理由だ。電力会社が破産した際、債券保有者に支払われる賠償は事故被害者より優先される。しかし、主権政府は法律を改正でき、しかもこのような異例の状況ではそうするのが望ましい。

2つ目は、東電の債券保有者へのヘアカットが行われれば、その他の電力会社の資金調達コストは上昇する可能性がある。しかし、債券の利回りに実際の市場の事故リスク評価を反映させるのは、むしろよいことではないか。「日本の原発規制当局は業界にからめとられた」と言われるように、政府の紀律がすでに利かなくなっている中で、市場の規律まで鈍らせるというのか。

3つ目は、東電の債券保有者の多くが銀行で、再編が金融の安定を脅かすという懸念もある。これはせいぜい、再編を着実に進めなければならない理由にしかならない。いずれにせよ、破産の危機に瀕し、システム的に重要な銀行に直接資本注入するほうが代価は少ない。

日本にとって、特別措置法に基いて速やかに再編を行うのは、債券保有者を救済するより得で、妥当でない激励を長期化させるべきではない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月29日

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