競泳中国代表チームにとって古き良きライバルである日本代表チームが21日、上海で16日から開催される第14回世界水泳選手権大会の公式練習に初めて臨んだ。男子平泳ぎの北島康介や同背泳ぎの入江陵介ら有名選手がトレーニング会場に顔を見せた。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
日本代表チームとドイツ代表チームが同時にトレーニング場に到着した。ちょうど練習中だった中国の呉鵬選手も頭を上げ、「間近に見るチャンスなど滅多にない」と北島選手の姿を探した。北島選手は約1時間のトレーニングをこなした。現在のコンディションはまあまあという北島選手は、本番までの数日間は調整に入ると語った。
今シーズン最高記録保持者である1989年生まれの冨田尚弥選手は、200メートル平泳ぎでは北島選手の実力をしのいでおり、日本の新しい「蛙王(平泳ぎの王者)」との呼び声が高い。しかし、風邪のため現在トレーニングを控えており、体調の回復が先決という。「もう少し時間が経てば、良くなるだろう。しっかり養生して回復に努めたい」と語った。
日本代表チームは、現地入りする前にスポンサーと契約を取り交わし、世界選手権でメダルを獲得した選手は、過去に例を見ない高額の報奨金を手にすることとなった。報奨金の金額は、金メダルで300万円、銀メダルと銅メダルはいずれも100万円。
「人民網日本語版」2011年7月22日