文=鳳凰網評論家 俞天任氏
先に開催された女子ワールドカップ(W杯)で日本代表が優勝した。これは奇跡ともいえる。日本代表メンバーの懸命さに、日本人だけでなく、全世界の観衆が感動した。優勝を果たした瞬間、日本人が心から称賛を送り、彼女たちを祝福したのも納得がいく。
ところがすべての人が日本代表を称賛、祝福していいわけではないようだ。 蓮舫前行政刷新相がツイッターで優勝を祝福したところ、それに対する批判が相次いでいる。
どうして蓮舫氏は称賛できないのか?今や民主党に執政能力がないのは誰もが知っているが、蓮舫氏は執政能力のない、でたらめの象徴となっている。
長年野党だった民主党は執政とは関係がなく、与党の批判をして人気を取ることが仕事だった。人気取りがすべての前提という風変わりな行動を長い間続けてきたため、政権を握ってもそのクセがなかなか直らない。
野党が与党非難に最もよく使うのが「ムダ」。民主党ももちろんそうで、政権を握るとまず、「事業仕分け」に取り掛かった。本来、これで人気を得て財源が捻出できる一挙両得のはずだったが、計画通りに事は進まなかった。その事業仕分けの立役者が蓮舫氏だ。有名な蓮舫氏が予算削減を取り仕切ることで人々の注意を引く硬化があるはずだった。だが民主党のこの計画は成功しなかった。事業仕分けはしたものの、財源は捻出できなかった。強制的に予算を削減した事業もあるが、後でそれがあだとなった。そして民主党は今では「予算削減」さえ口にしなくなった。