職人は最も適した原材料を選び、火加減を調節してスープを作る。よいスープには、香水のように前味、中味、後味があるという。もっとも大切なのは、スープの濃さと味を麺の太さや固さに合わせることだ。
ラーメン店「横浜家」の店長は、記者にスープを作る過程を細かく教えてくれた。味のよいスープを作るまでに3日間かかる。1日目に豚骨をきれいに洗い、清水で煮て、不純物を取り除く。これはできたスープの色にかかわってくる。2日目に、豚骨を3つに分け、3分の1を100リットルの鍋に入れ、さらにしょうがやねぎなどを入れて煮る。3~4時間後に骨を取り出し、再び3分の1の骨を入れる。豚骨は4時間以上煮ると味が薄くなるという。できた豚骨スープを一晩置き、翌朝に残りの3分の1の骨と鶏の骨を入れ、3~4時間煮れば完成する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月17日