原発事故から5カ月 日本農業への打撃

原発事故から5カ月 日本農業への打撃。 消費者の疑いの目を前に、農家の人々がその自信と誇りを持ち続けることは難しい。食品危機に対する日本メディアの誇張報道や、東海テレビの行き過ぎた行為は、許しがたいことだが、新聞やテレビで毎日さまざまな内容が報じられ、食品の安全性への信頼が揺らぎ始めていることもまた事実である…

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発信時間: 2011-08-21 10:27:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

しかし、日本メディアはより手厳しい。原発から数百キロ離れた名古屋東海テレビのトークショー番組では、ゲストが毎回何らかのプレセントを獲得できることになっている。先日の放送では、ゲストに岩手県産の米が贈られたのだが、そこに「汚染されたお米 セシウムさん」の字幕が出された。もともとは冗談のつもりだったのかもしれないが、間違いなく岩手県産の米に「汚染米」のレッテルを貼り付ける結果となった。

今年の収穫もまだ始まっていない状況で、このような悪意に満ちたやり方が公平さを欠くことは言うまでもない。番組放送後、テレビ局には一万件に上る抗議の電話が殺到した。

原発による被害は、目に見えるものだけではない。元農林水産省官僚の遠藤保雄氏によれば、福島県では、農産品安全検査が行なわれ、放射能汚染を受けた全ての製品は、国が市場価格で買い取り、それを東京電力に賠償させることになっているという。この点から、農家の利益は基本的に保障されているが、遠藤氏は「心配なのは、農家の人々が農業に対する自信と誇りを失うことだ」と顔を曇らせる。

消費者の疑いの目を前に、農家の人々がその自信と誇りを持ち続けることは難しい。食品危機に対する日本メディアの誇張報道や、東海テレビの行き過ぎた行為は、許しがたいことだが、新聞やテレビで毎日さまざまな内容が報じられ、食品の安全性への信頼が揺らぎ始めていることもまた事実である。

原発事故発生後、最も被害甚大で、また最も多くの注目を集める日本の電力供給会社とは対照的に、日本の農業は人々の目の届かないところで池魚の災いを被っている。

コラムニスト陳言のブログ・「日本スケッチ」

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月21日

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