中国青年によるパフォーマンス。岩楯嘉之撮影
「日本僑報」によると、8月25日午後、東京港区グランドプリンホテル新高輪において中国青年代表団(団長中国共産主義青年団中央書記処書記羅梅団長)一行416名(青年指導者76名、公務員58名、経済関係38名、医療・衛生34名、メディア関係34名、大学生村官・青年ボランティア70名、科学技術関係34名、省エネ・環境保護関係35名、文化芸術関係37名)と中国側中華人民共和国駐日本国大使館政治部湯本淵公使参事官他、日本側菊田真紀子外務大臣政務官他国会議員、村上立躬日中友好会館理事長他関係者多数出席のもと歓迎レセプションおよび交流会が開催された。
歓迎の挨拶に当たり菊田外務大臣政務官は「東日本大震災における中国政府、中国国民の温かいご支援に感謝申し上げる」とお礼の言葉を述べ、引き続き自身が黒竜江大学留学中に受けた恩に感謝し、この度の訪日を歓迎する旨を自身のエピソードを交えながら流暢な中国語で挨拶した。
続いて訪日団を代表して羅梅団長から、この度の訪日に対する日本政府、日本側関係者の配慮に感謝するとともに、今年が日中青少年友好交流4年目と最後の年となるが、この後の青年活動の広がりが新たな交流のスッテプに発展していくことを期待する旨覚えた日本語の「コンバンワ、アリガトウゴザイマス」を交えながら挨拶した。
乾杯の音頭に立った湯本淵公使参事官は、日本が未だ放射能問題が解決していないさなかにもかかわらず、多数の中国の青年が訪日することにより日本国民に勇気を与えることが出来たであろうと、また、国会が忙しい中にもかかわらず多数の議員に参列して頂いたことを重く受け止めるようにと挨拶した。
歓談の後、中日両国のパフォーマンスに、会場はしばし華やかな雰囲気につつまれた。
一行は、東京での視察、交流を行った後8月31日の帰国まで9分団に別れそれぞれ北海道、山形県、栃木県、神奈川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県を訪問し、日本の政治、経済、社会、文化について理解を深めると共に、それぞれの分野に関する視察や意見交換、日本青年との交流を行う。
この訪問により日中の青少年間の相互理解が深まり、将来の両国関係に強固な基礎を築くことになると期待される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月29日