国務院報道弁公室主任の王晨氏は21日、第7回北京東京フォーラムで「中日両国は文化・人的交流をさらに強化し、国民感情を深めることに継続的に努力しなければならない」と強調した。
王主任は「文化・人的交流は心と心の交流で、国民同士の相互理解と相互信頼と友好的感情を深めることができる最も効果的な方法でもあり、両国関係において一段と大きな役割を果すようになっている」と指摘。
さらに次のように話した。3年前の5月12日に中国四川省のブン(江の工を文に)川で起きた大地震と今年の3月11日に日本で起きた大地震では、両国の多くの人々が死傷し、財産に大きな被害が出た。自然災害が隣国にもたらした大きな災難を、中日両国人民は自身の痛みとして受け取り、いろいろな方法で、強力で誠実な援助を提供した。
王主任は「長期間続いている中日両国の文化・人的交流は、数も形式も内容も、新たなレベルに向かって発展している。現在、中日両国の経済往来、文化・人的交流、学術・協力交流は、未曾有の繁栄をみせている。昨年に限っても、両国の人的交流はのべ570万人にのぼり、過去最高を更新し、国交正常化当初の1万人をはるかに上回った」と指摘。
また「我々は両国各界関係者の対話と交流をさらに強め、より多くの関係者が中日関係の発展を断固として支持し、積極的に参加するようにしなければならない。両国の青少年が豊富多彩な交流を展開するよう促し、中日友好の後継者を育てることも必要だ」と強調。
王主任は、両国各界の関係者が中日の文化・人的交流を促し、両国人民の感情を近づけるために、より多くの貢献とより大きな貢献をするよう希望を表明した。
「新華網日本語」より 2011年8月23日