現代日本の離婚物語

現代日本の離婚物語。 日本は男性中心の社会だが、離婚は新しい世代の日本人女性にとって驚くことでもなくなった。社会は離婚した人を寛容に受け入れてくれる。里子は結婚後、仕事も辞めなかったし、夫の姓も名乗らなかった。離婚しても籍を夫のところから移すだけだ・・・

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発信時間: 2011-08-29 15:57:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

里子の夫に対する態度は母親とはまったく違っていた。夫が夜家で食事できない場合は夫に晩御飯は用意しない。里子は夫より帰りが遅くなることのほうが多かった。夫が浮気をして離婚したため、協議離婚で夫が慰謝料を支払うことになった。100万円は2か月分の給料だ。すずめの涙ほどしかない。里子もこれっぽっちのお金に望みは託していない。

二人は結婚後マイホームを買わなかった。家は賃貸で、電化製品や家具もそれほど価値はない。子どももいない。離婚などいとも簡単なことだ。

日本の離婚率は日本の経済成長率に正比例しているといわれる。経済の高度成長期には離婚率も急速に高まった。経済が低迷すると離婚率も低下する。しかし実際は、1947年の0.8%から近年では2.4%とすでに2倍以上になっている。

結婚した女性が寿退社して専業主婦になることも、社内で姓を変えることもなくなった。離婚は結婚よりも慎重になるのは慰謝料が問題なのではない。日本の社会はそれぞれの立場の人に対する要求がまったく異なるのだ。大多数の日本人は一生仕事を変えず、一つの会社で働き続ける。離婚に対して偏見があるのではなく、日本の社会は結婚、社交の場、会社など各方面で非常に安定したメカニズムを追い求める。

2倍に上昇したとはいえ、1千人に3人未満という離婚率。離婚が日本人にとって非常に難しい決断であることはまだ変わらない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月29日

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