中国の対米投資加熱 日本80年代の再来か

中国の対米投資加熱 日本80年代の再来か。 米国はプラグマティズム的な思想を是とする国である。中国と日本は政治体制が大きく異なるし、米国にとっての戦略的な位置づけが全く違っているにも関わらず、今、中国の対米投資が抱える状況は、日本企業が出くわした20年前の状況と酷似している。米国は流入してくるチャイナ・マネーの政治的意図への警戒を強めている…

タグ: 中国 米国 投資 FDI 日本 貿易

発信時間: 2011-09-02 16:12:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国:チャイナ・マネーの流入 顔では歓迎、心では警戒

米国アジア貿易促進協会(America Asia Trade Promotion Association)が先日公開したレポートによると、中国の対米FDIは今、年間2倍のスピードで急増している。このレポートの主な著者である調査会社ロジウム・グループ(RHG)創始者Daniel H.Rosen氏は、「中国の高成長は、米国経済の回復に欠かせない存在である。迅速な景気回復を要する米国にとって、チャイナ・マネーの流入は救いの星となる」と述べている。

専門家によると、米国はプラグマティズム(実利主義)的な思想を是とする国である。中国と日本は政治体制が大きく異なるし、米国にとっての戦略的な位置づけが全く違っているにも関わらず、今、中国の対米投資が抱える状況は、日本企業が出くわした20年前の状況と酷似している。ただ、米国に流入したチャイナ・マネーへの打撃は、今のところ、当時のジャパン・マネーにはるかにおよばない。米国にとって利となるのであれば、チャイナ・マネーが脅威になり得ない、というのが米国の考えである。この面から考えると、日本と中国の投資に対して米国は同じような態度を示している。いずれにしても、米国は流入してくるチャイナ・マネーの政治的意図への警戒を強めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月2日

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